家のひとに、ダメ出しをした。
わたしはノドがあまり強くなくて、かつてのバイト先、焼肉ハンバーグ店でのこと。その日、店の換気扇が壊れ、店内にありえない煙が充満した。それを吸い続けているしかない、雇われている状態のわたしは、まんまと、時間を経てゆくとともに、ノドを、壊した。帰宅時には、ノドに激痛があった。
ノド弱いから、ここ、無理。という発言が、ノドが弱くないひとには通用しなかったことの、無念。いることになっている束縛を、なんとしても守れ、という圧しかないような状態だと、わたしは仕方なしの、罹患?ノド痛に至っていた。
このとき、当時の彼氏は、猛り狂って、焼肉ハンバーグ店長に、怒鳴り込んだ。大切な女、わたしの、ノドを、おまえはいったいどうしてくれるのか。大切なわたしに、ノドの痛みを負わせたなんて、おまえを許さない。
みたいな、我を忘れたような、抗議を、展開してくれた。今、思い出しても、どきどきする。こういう男を、男前、と呼ぶとおもう。わたしの身体を、本当の意味で、わたしの命を、気遣い、大事にしてくれたひと。
とにかく、今、結婚している男は、自分の格好付けで、煙草吸い続け、その煙でわたくしの気管が明らかな違和感をおぼえていて、煙に含まれる毒が、わたくしに及ぶのは、回避させていただけるか、を尋ねたしだい。
自分が煙草吸える場所が狭められる、家での肩身が狭くなる、という焦点しか無いまま、わたくしの健康への危害になりうるニコチンに、認識がおよばないままだった。
男として劣ったようなのとしか、結婚が出来なかったのか。という諦念が、わたくしを覆った。
