TORABARA きさらぎ6日

しごとが終わってから、映画を観に行く。

ヤン・シュバンクマイエル。

昨日も、観に行きたかったのだが、招待券が見つからなくて、間に合わない時間になってしまった。部屋のあちこち探して、ああ、なくなってしまった、と諦めたのち、判明。最初に探した所にあったのに、見えてなかっただけだった。

AIは、失敗することができない。つまり、人間のエラーは、AIには真似出来ない。

シュバンクマイエルって人間は、AIからは創造出来ない。わたしにとって、現在の欠乏感を埋める存在は、彼の映画だというかんじ。アリス、こそが、映画界の、No.1だとおもえる。

しかし、彼は日本人を、あざわらっていた。日本人は、集合思想しか持たない。あさはかにしか知らないくせに、写真ばかり撮りたがり、彼の映画のファンクラブがあるらしいことに、彼は呆れているらしい。このドキュメントの客は、たった5人だった。編集の仕方によって、シュバンクマイエルの人格の見え方が、まるで違ってきそう。

チェコは、遠い国で、字幕の文字を読んでいても、会話の成立のしかたが、理解できなかった。今日観た、印象の断片が、ゆっくり熟成して、なにかしら自分に留まるとおもっている。チェコのアニメの、味わいが、世界の奥行きに貢献しているとおもう。

シュバンクマイエル。こういうひとのことを、もっとよく知ろうとしたい。と思っている。

TORABARA きさらぎ5日

明日の決算発表に備えて、さいしゅうじゅんびをしていった。イベントへの高揚感。

家のひとは、今朝、酔っ払ったまま戻る。ドアには内鍵も頑丈にかけておいたから、かなり執拗に、ドアノブを揺すられた。近所迷惑なのでドアは開けることにする。家に入るなり、布団に倒れて規則的な寝息を立てている。出鱈目な量の酒を浴びるというのは、まま肝臓に害が及ぶ。体側に毒を膨大に抱えているため、毒が毒を洗い流すみたいな飲み方が出来るのだろうか。

捨て身な行為が平気なひとの、無神経さを、若いうちは勘違いしてかっこいいと思うのかもしれないが、酒癖やらニコチン中毒やらは、嫌悪でしかない。寝てるから静かでよろしい。

しらふのときの荒れが、酒で鎮まっている。それにしても、しらふの陰気さとクソ真面目な鬱みたいなようすは、本当にいやだ。追放できるといいよな、衝動的になってはだめだと、昨日のカード占いを思い出しつつ、不要だろ、こいつ。という思いに寄っている。不摂生の結果で病気になったとしても、わたしは看病する気は、さらさら無い。

淡々と、自分のペースで、進めよう。平和で美しい、真空に居るようなイメージ。周りや他人がなんであろうと、おかまいなしになろう。

TORABARA きさらぎ4日

立春。しごとしていて、家を出たひとについて

カード占いをする。破綻を示すカップの5。さいしょは勢いのある始まりだった結婚は、警戒心をいだく終末に向かう。人格と資質が試される難題。まだ戦わなければならない。用心深く。油断したら危険。もう少しで目標到達できるから「やり抜く」ことです。わたしは強さが必要である限り強くいられます。

わたしのことは魅力的で知的で機転がきくが無情なひと、と出た。慎重に計画し、前に進むための明確な戦略を練りなさい。衝動的に行動せずに考えなさい。自分の、能力を信じなさい。

カードが、今のわたしを、雄弁に語ってくれた。そうそう、そういうかんじなの。

夜、入ったことないパン屋喫茶コーナーで、レモネードをいただき、近所老人と、トンカツを食べに行った。家のひとが行方不明なのでわたしの半分は、パニック。何度も、くり返していることでもあるので前よりは慣れた。ご縁を返納できるならば、家のひととは5年満期ですと、言いたい。来月、終わらしてくれ。

常備菜である、タコきゅうりの酢の物を作った。セロリの下拵えもする。

眠りました。

TORABARA きさらぎ3日

節分。

昼に、お風呂入って、身を清めたうえで、神社参拝。年初は、闇いうちに詣でた。わたしは、入ってすぐ右の、美しい弁天さんが祀られた辺りが、好き。連れがいて、さっさと帰りたがる気配があると、ここにも寄りたいって言えない。ここに寄りたい。と思っていないひとは、行かなくていい。という考え。それで本年初詣りが本日になった。

お化粧して、新調した口紅を塗って、装いをととのえてきた。

家のひとが、狂った。わたしが率直に、投資で負けて打撃受けてるカレに、追い討ちをかけていった。なにがわからない人かがわからない。「損を切る」にばかり焦点があり、万単位をほぼ発狂しながら溶かしている家のひと。でいて利益獲得するのは300円を何時間もウヨウヨさまよっていたりする。これは精神的な病気の症状なのではないか?

自分を自分で傷つける種類の、倒錯。病んだひとが、背中ごしに机に向かい、やたら溜め息をつく状況が、ゆるせなくなっている。これ以上耐えられなくなったため、わたしは無情にも、無慈悲に責めたてた。

そればかりではない、現在の結婚を暴き始めた。親にだけいい格好を見せる。わたしにひずみが寄った件を、またぶつける。ようするにちちばなれしてないんだろ、というセリフに逆上していたようだった。

被害を蒙るというニンシキが誤っているとおもう。カレは、投資の画面を見ることが最優先で、料理作ったせいで、とか出かけたせいで、とか、わたしが話しかけたせいで、機会逃した、逆に行ってしまった、と騒ぐ。いいかげんにしてほしい。家に帰るなり、手も洗わないでうがいもしないで、今大変なところ、と、イスに座りつづける。汗臭かったりする季節に、さすがにクサいしシャワー浴びていただけるか、と言ったっけ。

喫煙迷惑。ニコチン中毒なため、ひっきりなしに、煙を吐く。タバコの害は、タバコ耐性があるひとの肺を通過して、さらなる毒素をまとい、空気中に拡散される。顔だけ横を向いて煙を吐きだしたところで、物理的な煙が目に見えてこっちに漂ってくる。わたしの喉は、害毒を察知してるのであり、けっこうな受動喫煙をさせられた。タバコ吸ってるひととタバコ吸ってないときに対面で話していると、気持ち悪い息を吸って、車酔いのような症状になる。

おまえ失せろや、という戦闘を始めたというか。マヒしたふりをしてやり過ごしてきたことに立ち止まり、いいや、違ってる、もうおまえこの家を出ろ。に、なった。

夜中、わたしが寝ているところを、わめきながら服を漁って、外出したらしい。午前2時22分だった。タバコ買ってるだけにしては遅い。決まっている。タクシーに乗り歌舞伎町へ行き、またしてもお金をドブに捨て捨て歩く。酒を浴びてますます狂う。家のひとの周期的な荒れ方なのだ。その後、わたしはまったく眠れなくなる。5時近くなってもう寝るのを諦めたころ、やっとうとうとと深い熟睡。やれやれ。

TORABARA きさらぎ2日

出社。

帰宅時間に、日本史資料集を本屋さんへ見に行く。受験生かとおぼしき男のコが棚の前に立っているところに、腕を伸ばして、ほいっ。と決めた。おっと、受験する同士なのか?みたいな同調した空気感が漂う。日本史学習が同好会化されれば、しゅみのひとつに加わる。のかも。

近世、江戸時代を、頭に入れてゆこうとしている。中間テストの範囲、50ページくらいだったか、90点以上を目指すぜ。という意気込みです。

鞄がグッと重たくなって、軽いものから買い周りしたらよかった。とにかく次は、口紅を選ぶ。憧れの海外ブランドを試して、似合わなかったからざんねん。この売り場に、わたしのお気に入りのセールスおねえさんがいらっしゃって通っている場所で、今日は不在だわ。「知らない」という色の名前してる一本を選ぶ。

天井のスピーカーから、先日観た映画の劇中音楽がかかり始めた。のりのりだわ。ズートピアっっ

チーズ売り場にて、2種類選ぶ。

こののち、交通系カードがみあたらない。お財布のポケットに入れてるやつを、カイシャで裸で取り出して、自販機で使ったっけ?ないない。と、ぐるりとビルを回り、照明が明るいベンチに座った。ひとつひとつ、カバンから物品を取り出しつつかくにんしてて、ふわっとカバン内の宙空にカードがありましたとさ。

昨日も同じようにカバンをひっくり返すさわぎだったのにまたかよっ、というシーン。ちゃんと所定の場所であるお財布のポケットに入れることよ、いつもよ。

帰宅してシチュー食べて寝た。

TORABARA きさらぎ1日

縄文の湯、というのがあるらしくって、しらべてた場所へ行き、とてもよい温泉に浸かりました。移動して横浜デパート。輪島塗の展覧会を、見た。日本の職人さん、への尊敬のまなざしがわたしにある。黒塗りのお膳セット、納品されたときの箱ごと展示がされてあり、なぜかなみだぐむ。すてきすぎる。技巧と、伝統。今日わざわざ足を運び見て良かった。

一昨年の正月に被災があり、輪島塗文化の安否に、こころを馳せていた。輪島塗師養成所の、作品は、大きな四角い箱に入って乾かしているところで無事だったらしい。その写真を目で確かめた。せめてもの救いで、ほっとする。

ところで風呂出て、下駄箱用の木札がどこかいっちゃってて、さがしまくったのは何なのか。こういうのはわかるようにしておかねば、と思っていたはずなのに。玄関そばの木の床にへたり込む。ひとつひとつ、カバンの中味を点検した。

結果は、つまり同じくらいの四角で木でできた櫛を、ポーチに入れて使ってるのだけど、このポーチに、靴箱木札を仕舞い込んでいましたとさ。ずっこけるわ。

TORABARA むつき31日

冬晴れの空の陽気。

お化粧をしている時、薄い肌にシミがういたところが太陽の加減で浮かびあがり、それが店頭だとかの人前に晒されて、年令を気の毒がられるのよね、肌色のクリーム塗っても、なんにも隠せない。とか思ってて、影は、なんて簡単に、さっきまでの化粧のゆううつが、無かったことになって、このギャップは、感激だった。

神社さんへ行くと、今日も、明けましておめでとう、とアナウンスが流れている。混んでる道ではない、木々を仰ぎ見ながら歩く道を、歩き初めをして、原宿駅にてアーモンドキャラメルを買う。

飛行機に乗る時に使う駅。の改札外を、歩いてみよっと。再開発が進み、ベイエリアの、海風が爽やかな一帯になっていて驚いた。広々とした道。

自習スペースみたいな、秘密基地みたいなビルが建っていてすでにすっかり馴染んでいた。ちょうどよい量のお食事ができるのは嬉しい。けんちん汁と、おにぎりをランチにした。

美術館の時間予約していて、ゆりかもめに乗る。ひと駅。そしてさ迷う。ビルが林立していて、ややこしい地帯だった。地階なのか地上なのか。2階みたいな高さが地面だよね、汐留、わけわからん。民藝展は、ちょっとよかった。

上野博物館へ移動。アジアの仏像さんを見学した。

お美しい。頭の螺髪は、でっぱりをなくす方向へ進み、衣服の造形は、がっちりした旧様式を残す。美術的に過渡期にあるお姿らしい。
この方の、向かって右目が、開眼されて目が合うよね。

近所老人と浅草で蕎麦。わたしは熱燗。コーヒー屋さんで銘々がケーキを注文。なんとか未来へつながるように。

外国や、店開店へ、向かいましょう。

TORABARA むつき30日

10日も前に指していた株が、ほんとうにその高値が叶い、昼過ぎに決算された。能力すごくない?わたしの、透視するチカラというか、欲を世間にすりあわせて、まかり通ったってこと。

万歳。夜、ピザを注文して振る舞う。というのならよかったのだが家のひとが品目指定して、夕ご飯を決めてきたため、びみょうだった。

家のひとは、もう6年間も投資画面ばかり見て、利益をなんじゅうまんもうしなっていて、しんじられない。自分が高度なことと向き合っている、みたいな自負で、ご自身を支えているらしいけれども、どうかしているとおもう。

パートナーになるときに、一年のうち、何ヶ月か、海外で暮らす生活を思い描いたはずだが、劣悪な職場環境の、自分に目をかけてくれる上司コバヤシサンに囚われているというか、その人が自分を庇ってくれているお返しで忠誠を尽くすらしい。結局、長時間居る職場での承認が有る無し、が生活全体を覆う。みたいな生態をしているパートナー。

こんな阿呆だと思わなかった。

最寄りのスーパーへしか行かない。ひきこもりかとおもいきや、せっせとバスに乗り、自分の母親の元に通う。以上。

常に普通かどおか、に照らしている。この人の生い立ちで、一体、何があって、この人の脳は硬化したやら。わたしは、他人に、なればいい、早いとこ、おさらばしたい。という気持ちが、日に日に、強い。